下川町産SGEC認証材のお家

下川町で建てている平屋のナチュラルなお家は9月の初めから建て方が始まりました。

今回の建て方は若手の大工2人(kazutoとYさん)に高所での組立はお願いして、大工katoは下で次々に木材を組立てられるように、上手く進むようにと段取りにまわりました。
若手2人は同年代という事もあり、息も合って順調に棟上げしました。

例年、夏の終わりのこの頃に秋冬のお家を建て始めます。
なぜ、この時期かというと、秋晴れが数日間続いて屋外の作業である建て方には絶好の日和だからなのです。雨で作業効率も下がりますが、お家にとっても、雨にあまり晒されるのは良くないからです。
その長年の経験の天気と建て方の時期のマッチングは今年は上手くいきました。建て方の約2週間はほとんど雨に当たらずに効率よく、このお家が建ちあがりました。

キタ・クラフトの家づくりは街の中のお家としても景観にマッチしますが、特に自然の多い地域でのマッチングは最高です。
建てている最中の屋根の上からの何気ないショットですが、絵になりますね!

この秋晴れの約2週間で外壁を貼る一歩手前まで、ほぼ外観は完成しました。

今年はウッドショックに見舞われ、木材の価格高騰、流通不足で調達に苦労させられますが、この下川町のお家は下川町産のSGEC認証材、北海道産木材を何とか確保出来て使用出来ました。
キタ・クラフトの標準仕様である土台という部材は本来であれば北海道産木材を使用したいところではあるのですが、北海道産カラマツの土台もありますが、防腐薬剤の注入されたモノなので、それはいくら北海道産木材といえども、キタ・クラフトのコンセプトに反して、そして室内空間にも続く場所で化学薬剤浸けの木材は使えません。
そう言った理由からいつもは自然の防腐効果を持つ国産材のヒノキ材の土台を使用しますが、ウッドショック禍ではそれが調達できずに致し方なく、外国産材ではありますが、ヒノキ材と同じ自然の防腐効果を持つ米ヒバ材を使用しました。


こんな少しマニアックなこだわりがキタ・クラフトの家づくりなのです。見えない所にもこだわります。化学物質はあまり使いたくないという事です。

●HOKKAIDO WOOD

「木の質は、森の質。」
豊かで広大な北海道の森林から生まれた木材の魅力を、たくさんの人に伝えたい。。。
そんな想いでキタ・クラフトは家づくりをしています。

●キタ・クラフトは創業2001年から20年以上も自然素材の家づくりを手掛けているパイオニアなのです。

下川町産、北海道産木材をたくさん使った手づくり感いっぱいのナチュラルで素敵でおしゃれなお家。。
自然の力を利用するパッシブ換気と床下から暖かい暖房システム。
そして薪ストーブもあったり、羊毛断熱材のウールや木の繊維の断熱材、下川町産の鉄平石、稚内珪藻土、ドイツ生まれの塗料や壁紙などなど
もちろん。。高性能で暖かいお家でもあります。
2021年には長期優良住宅の認定も受けた家づくりにもチャレンジしました。(特に耐震等級3をも取得と制震ダンパーを導入しました。)

なるべくナチュラルなモノをと常に追求し続けています。

『より自然に、もっと自然に。。』をモットーに掲げて
人に地球にやさしい家づくり、
そしてSDGs(エス・ディー・ジーズ)S ustainable D evelopment G oals
「持続可能な開発目標」を出来る事から意識を持ち、進めていきたいと思います。
現在、キタ・クラフトの家づくりでこの目標を達成している事は。

①地元(下川町、北海道)の材料を使って建てる。(7.11.12.13)
※下記の17の行動目標からの番号です。
地元の資源を使用するということは、再生可能な素材であったり、長距離の運搬に必要なエネルギーを削減できるため、より持続可能な選択肢なのです。
そしてさらには持続可能性だけでなく、地域の景観と調和する家づくりにもなるのです。

②地元の知識と技術を活かす。(1.3.8.9)
※下記の17の行動目標からの番号です。
地元の建設業者や職人で家を建てるということは、地域経済および雇用に貢献できるということだけでなく、
彼らが学び身につけた知識や技術を生かすことができるということです。