見えない部分へのこだわりの家づくり。

道北の美深町で建てている三角屋根の大きなナチュラルなお家は屋根も完成して、今は外壁の下地、窓や玄関ドアの取り付けが終わり、すっかり家のカタチが出来てきました。

外壁の下地の耐力面材のキタ・クラフトのセレクトは高防水、高防カビ性能を付加しているタイガーEXボードハイパーという石膏ボードを使用しています。それだけではなく、基本性能として耐火性、透湿性、耐震性を備えています。
先日もご紹介した長期優良住宅の認定を取得するにも、とても相性の良い素材なのです。(青グレーに見えるのがその素材です。)

外壁の下地耐力面材の上には 夏は涼しく、冬には暖かいダブル断熱の外側のグラスウールを充填しています。(白いふわふわに見えるモノです。)
通常のグラスウール断熱材は製造時に接着剤として使用するバインダーの原料に、微量のホルムアルデヒドが使用されています。
ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群との関連だけでなけでなく、発がん性も指摘されている有害物質です。
ですが、キタ・クラフトがセレクトしているグラスウール断熱材は『ノン・ホルムアルデヒド』のグラスウール断熱材で、このホルムアルデヒドを一切含まない原材料を使用して製造している健康に配慮したグラスウール断熱材です。

そしてそのグラスウール断熱材を包み込むようにタイベックハウスラップというシートを家全体に貼ります。
この透湿防水シートは北海道の家には今では当たり前のように貼るのですが、キタ・クラフトでは30年以上実績があり、20年保証のタイベックハウスラップを使用しています。
同等品のシートはたくさんありますが、やはり老舗のこのタイベックハウスラップが一番かと思っています。
施工していると、その良さにも気付かされるのです。強度が他とは違うので耐久性もあり安心感があります。

こういった壁の下地材や壁の内部の素材はお家が出来てしまうと見えなくなる部分です。
他社ではそこまでこだわりを持って素材をセレクトしていないようですが、キタ・クラフトではそこが重要なところだと思って日々素材セレクトにアンテナを張り巡らせています。
このこだわりを裏付けるモノを最近感じています。それはキタ・クラフトで家づくりの下請け業者さん達の反応です。
というのは、他社などの現場もたくさん見てきている下請け業者さん達がキタ・クラフトの現場に来ると、他社では見たことがない素材を見て質問してくる場面が多々あるのです。
キタ・クラフトでは家づくりの性能とは世の中にある素材をいかに有効的にこだわりを持ってセレクトして、そこの地域に合うようなナチュラルな家を作り上げるのではないかとも思っています。

キタ・クラフトの定番である、リアルウッドの玄関ドアです。
今回はローズウッド色で仕上がっています。
外壁が素朴な色合いになるので家の顔とも呼べる玄関ドアがとても映えるでしょう。。

●HOKKAIDO WOOD

「木の質は、森の質。」
豊かで広大な北海道の森林から生まれた木材の魅力を、たくさんの人に伝えたい。。。
そんな想いでキタ・クラフトは家づくりをしています。

●キタ・クラフトは

下川町産、北海道産木材をたくさん使った手づくり感いっぱいのナチュラルで素敵でおしゃれなお家。。
自然の力を利用するパッシブ換気と床下から暖かい暖房システム。
そして薪ストーブもあったり、羊毛断熱材のウール、下川町産の鉄平石、稚内珪藻土などなど
もちろん。。高性能で暖かいお家でもあります。
2021年には長期優良住宅の認定も受けた家づくりにもチャレンジしました。(特に耐震等級3をも取得と制震ダンパーを導入しました。)

なるべくナチュラルなモノをと常に追求し続けています。

『より自然に、もっと自然に。。』をモットーに掲げて
人に地球にやさしい家づくり、
そしてSDGs(エス・ディー・ジーズ)S ustainable D evelopment G oals
「持続可能な開発目標」を出来る事から意識を持ち、進めていきたいと思います。
現在、キタ・クラフトの家づくりでこの目標を達成している事は。

①地元(下川町、北海道)の材料を使って建てる。(7.11.12.13)
※下記の17の行動目標からの番号です。
地元の資源を使用するということは、再生可能な素材であったり、長距離の運搬に必要なエネルギーを削減できるため、より持続可能な選択肢なのです。
そしてさらには持続可能性だけでなく、地域の景観と調和する家づくりにもなるのです。

②地元の知識と技術を活かす。(1.3.8.9)
※下記の17の行動目標からの番号です。
地元の建設業者や職人で家を建てるということは、地域経済および雇用に貢献できるということだけでなく、
彼らが学び身につけた知識や技術を生かすことができるということです。