「鉄平石」下川の森の恵みを活かして家づくり。

名寄市智恵文で建築している「ロッジテッシオペッ」は、ウッドロングエコをどぶ漬けした外壁板は貼りあがりました。

オーナーの高橋さんのこだわりでこのウッドロングエコを採用しましたが、ご希望のとおりに自然の風合いが生きていて

森のそばにあるロッジにはとても良い外観になりました。

このウッドロングエコについてもう少しお話しします。

これは木材防護保持剤なので目に見えない板の裏側までも浸透させることが長い年月の間、木材を保護してくれるのです。

これを使った自然素材風の外壁の家を他で見かけたりもしますが、塗料のように外壁板の表面を塗っているだけのようで、それでは効果は半減してしまうのではないかと危惧されます。

キタ・クラフトでは吟味しながら、しっかりと研究しながらの家づくりしていきます。

 

 

その他にキタ・クラフトではオーナーさん参加型の家づくりも積極的にしています。

キタ・クラフトの家は出来るだけ下川産、北海道産の木材を使用しています。

その木材が切り出される森や山をオーナーさんと一緒に見て森の恵みから家が作られているのを体感してもらうのです。

そうすることで森を身近にそしてご自分の家づくりにも愛着も感じて欲しいという願いです。

 

今回は下川の山で産出する鉄平石を採りに行きました。

その山に行く途中で矢文太古の森というところにある、樹齢数百年の巨木群を見に行き、巨木を目の前にして長い年月を風雪に耐えてきた巨木たちを感じてきました。

 

オーナーの高橋さんも吟味しながら、薪ストーブの周りに貼りつける石を選んでいました。

鉄平石は、およそ2,500万年前の火山活動によって形成されていると推測されているようです。

板状に剥がれやすく、火にも強く建材としても広く流通していますが、

それを自分たちの手で直接、山に採りに行けるというワイルドな感じがとても良いです。

 

 

外壁も貼り終わり、ロッジの外観が出来たのでオーナーの高橋さんはロッジ内部の工事に取りかかっています。

高橋さんは昨年、1年間ですがキタ・クラフトで大工を経験したので、一通りの作業工程などは何となくの出来ますが

わからない部分や出来ない部分はキタ・クラフトでレクチャーしたりお手伝いをしますが、

これから先の大工工事などは高橋さんが基本的にはお一人で頑張ります。

 

オーナー高橋さんのロッジの情報です。

「北北海道の大自然に建つフィッシングロッジ」

Lodge Teshiopet
ロッジ テッシオペッ

〒098-2181
北海道名寄市智恵文2585-1

E-mail teshiopet@gmail.com

(2020年春完成予定で建築中)