枝幸町の漁師さんのナチュラルなお家

●建て方

枝幸町の漁師さんのナチュラルなお家はお天気にも恵まれて無事に建て方が終わり、

お家のカタチが見えてきました。

この漁師さんのナチュラルなお家の建て方の工程では屋外の作業ですので大工の安全作業、作業効率、そしてナチュラルなお家がなるべく風雨にさらされずに屋根、壁が出来上がることを想定して、実はこの秋晴れの時期を狙って工程を組んでいます。台風の季節でもあり微妙なところもありますが、北海道そして特にこのあたりのキタ・クラフトが施工するエリアの道北地方は本州や北海道の他の地域に比べて比較的被害が少ないのです。

何気なくお家を建てているように見えがちですが、そんな見えない裏方の一幕をご紹介しました。

キタ・クラフトでは建て方作業(土台を敷き、柱を立て、梁を架けるを1階、2階そして屋根の小屋組みをして、この写真のように屋根の1番高い棟木を架ける)は出来るだけ、大工が木材の重みを感じて組み立てるようにしています。(鉄骨の建物のように全てクレーンを使って木造の建物も建てる事が多くなっている昨今ですが。)ナチュラルな家を建てる側の人間がその部材である木材を自分の手で持って組み立てていく事で木造の家を建てている感覚をカラダで感じて欲しいからです。そんな…建てる側のこだわりですが。

屋根の作業では、普段見ることが出来ない高い場所からオホーツク海を望むことが出来ました。

●大きなお家

建築面積(1階の面積で私たちは下坪と言います。)は35坪で延床面積は約60坪ある、この漁師さんのナチュラルなお家はやはり建ってみると大きい、でかいという感じがしました。

●高断熱仕様

W断熱で夏は涼しく、冬は温かい壁の断熱材を充填して、国内トップクラスの断熱仕様のトリプルガラスの窓も取り付けが完了しました。

建て方にはキタ・クラフトをいつもサポートしてくれている応援大工のYさんも含めて4~5人体制で約15日間でナチュラルな家が風雨にさらされることのない、しっかりとしたお家のカタチが出来上がりました。ここまではとても早く出来上がりますが、ここからは内装工事、ナチュラル感を醸し出す、手づくりの工事をじっくりと時間をかけていきます。

●HOKKAIDO WOOD

「木の質は、森の質。」
豊かで広大な北海道の森林から生まれた木材の魅力を、たくさんの人に伝えたい。。。
そんな想いでキタ・クラフトは家づくりをしています。

●キタ・クラフトの家づくり

キタ・クラフトは創業2001年から20年以上も自然素材の家づくりを手掛けているパイオニアなのです。

下川町産、北海道産木材をたくさん使った手づくり感いっぱいのナチュラルで素敵でおしゃれなお家。。
自然の力を利用するパッシブ換気と床下から暖かい暖房システム。
そして薪ストーブもあったり、羊毛断熱材のウールや木の繊維の断熱材、下川町産の鉄平石、稚内珪藻土、ドイツ生まれの塗料や壁紙などなど
もちろん。。高性能で暖かいお家でもあります。
2021年には長期優良住宅の認定も受けた家づくりにもチャレンジしました。(特に耐震等級3を取得し、制震ダンパーを導入して木造住宅解析ソフトウェア『wallstat』で阪神淡路大震災級の大地震でも倒壊しない結果が再現されました。)

なるべくナチュラルなモノをと常に追求し続けています。

『より自然に、もっと自然に。。』をモットーに掲げて
人に地球にやさしい家づくり、
そしてSDGs(エス・ディー・ジーズ)S ustainable D evelopment G oals
「持続可能な開発目標」を出来る事から意識を持ち、進めていきたいと思います。
現在、キタ・クラフトの家づくりでこの目標を達成している事は。

①地元(下川町、北海道)の材料を使って建てる。(7.11.12.13)
※下記の17の行動目標からの番号です。
地元の資源を使用するということは、再生可能な素材であったり、長距離の運搬に必要なエネルギーを削減できるため、より持続可能な選択肢なのです。
そしてさらには持続可能性だけでなく、地域の景観と調和する家づくりにもなるのです。

②地元の知識と技術を活かす。(1.3.8.9)
※下記の17の行動目標からの番号です。
地元の建設業者や職人で家を建てるということは、地域経済および雇用に貢献できるということだけでなく、
彼らが学び身につけた知識や技術を生かすことができるということです。