名寄市智恵文「ロッジテッシオペッ」ハーフセルフビルド建築の様子。木組み編2+ウッドファイバー

名寄市智恵文で建築している「ロッジテッシオペッ」は、木組みがどんどん進んでこの2週間で屋根のカタチまで出来上がってきました。

その模様を少しお伝えします。

 

今ではクレーンを使って組み上げるハウスメーカーもあるようですが、キタ・クラフトでは、ひとつひとつの柱、梁を大工が取り付けるその場所まで運び、一本ずつ組み上げていきます。重たい梁などもあり、大変な部分もありますが私はこの手で運び組み立てる事が、その木材の重さを感じ、その建物のカタチを組み上げながら大工が少しずつ何か感じながら出来上がっていく事が家づくりの作り手にも良い方法だと思っています。

1階を組み上げるといよいよ2階より上の部分を組み上げますが、もうすでに6メートル以上の高所作業です。何十棟の建物を建ててきた私でも足がすくむ時もありますが、まずは2階の床の下地合板をしっかりと貼り上げてステージを作ってから2階を組み上げていきますので、意外と怖くないのです。そうやってこの建物の高さに少しずつ慣れていきます。

そして、いつも思うのですが棟上げ【むねあげ】(家を建てるとき、骨組ができあがって、最後にその上に棟木(むなぎ)を上げること。)の時は何かとても感動します。この建物の骨組みが出来上がり、やっとここまでたどり着けたという達成感でしょうか。

何より、この建物の1番高いところから見える景色がキレイな事です。これは大工の特権ですね。笑

お客様から家づくりなどのお話をいただき、お客様の想いを何度も打ち合わせしてカタチにしてきたので、現場で作業をしてもいる私自身はそう思うのです。こんな想いも新人大工HIDEにも感じてもらいたいと思っています。

棟上げが終わると屋根を作ります。

キタ・クラフトの建物の屋根はとても頑丈な作りです。それは私がログハウス作りの時から作り続けているツーバイ材を使用した工法です。

北海道では冬には屋根に雪が積もり、時には吹雪になり屋根に積もった雪が雪庇(せっぴ)になります。そういう時にでも、この工法は重たい雪をしっかりと支えてくれるのです。

そうして屋根を作っている時に次の工程の材料が現場に到着しました。トラックに満載されてきたのは、木の断熱材『ウッドファイバー』です。

このウッドファイバーをこの建物の壁、屋根の全ての部分に使用します。

自然素材を使用したいと強く願うオーナーの高橋さんのご希望で今回、キタ・クラフトで初採用されていただきました。

この断熱材の「ウッドファイバー」は、木が主原料であり、間伐材などを利用していて森林循環をも促しています。そして不純物のない北海道産バージンチップを使用したエコ商品で高性能グラスウールなどと同等の断熱性能があります。さらには木材の特性である調湿性能(吸放湿性)をもっているので湿度をコントロールすることができます。

さらにふたつの大きな特徴もあります。

熱容量が高く、周囲の温度影響を受けにくい特長を持っています。夏は、暑さが室内に到達する時間を遅延させ、涼しい室内環境にする事ができ、冬には室内の温度変化が起こりにくい環境にする事ができ、年間を通して冷暖房費の削減になります。

そしてもうひとつは優れた吸音性能が話し声、テレビ音、車のエンジン音といった生活騒音の軽減に効果を発揮して居住空間に静寂をもたらし、プライバシーの確保にもなります。

とても良いコトづくめの断熱材ですが、価格が通常使用しているグラスウールに比べて数倍高くなってしまうのです。ですが、この性能をと、こだわりを持たれる方にはオススメの断熱材です。

単に金額差だけではなく、価値観から考えると価格が通常の数倍と言っても何百万円も変わるわけではなく何十万円単位での違いになりますので、新築の家の価格の中の比率から考えると、この選択肢もありだと思います。

 

 

オーナー高橋さんのロッジの情報です。

「北北海道の大自然に建つフィッシングロッジ」

Lodge Teshiopet
ロッジ テッシオペッ

〒098-2181
北海道名寄市智恵文2585-1

E-mail teshiopet@gmail.com

(2020年春完成予定で建築中)