ウッドファイバーを壁に200㎜断熱します。

名寄市智恵文で建築している「ロッジテッシオペッ」は、この2週間でロッジの外観が見えてきて、付加断熱材を入れて、窓を取付けました。

その模様を少しお伝えします。

このロッジが建つ厳寒の地の名寄市智恵文での冬を快適に過ごすには建物の断熱性が問われます。外壁には先日にも現場に搬入された時にお伝えしたウッドファイバーを200㎜(付加100㎜+軸間100㎜)充填します。

ウッドファイバーを付加断熱として入れるには格子状にトドマツ材で下地を作った上で、その間に充填します。

ウッドファイバーは木の繊維で作られています。

触わった感じ、フワフワ、ザクザクとした感じでしょうか。カステラのようにずっしりと重い感じもあります。カッターナイフや手鋸では上手くカットすることが出来ず、電動の丸ノコでカットします。そしてギュッギュッと格子状の下地に詰め込みます。

そして、ウッドファイバーは雨などで濡れるとなかなか乾きません。ですので、現場作業中の急な雨には注意してタイベック® ハウスラップをタイミング良く貼ってウッドファイバーを保護します。

このタイベック® ハウスラップは透湿防水シートで無数に存在する繊維の隙間から湿気が抜けていくため、結露を防ぎ、木材や断熱材の乾燥状態を保ちます。

さらにタイベック® ハウスラップの極細繊維は、湿気は通しても水を通しません。また、長期にわたり、外部からの雨水の浸入を許しません。

建物の外観がだんだんと出来上がると、内装工事を行うのに窓が取り付く開口部からの雨水の浸入が気になるところです。窓の取付けも完了しました。

キタ・クラフトではトリプルガラスの窓を採用しています。ガラスが三重です。世界トップクラスの断熱性能の高性能の樹脂窓、木製窓です。住宅を高断熱化することで、エネルギー消費の削減と住宅の温熱環境を改善し快適な暮らしが出来るのです。

そんな中、次の工程である外壁や軒天井の板張りが始まるのを前にしてオーナーの高橋さんはロッジの外壁のイメージを想像しながら、外壁の色を悩んでいました。何度も何度も色のサンプルを取り寄せては塗ってみて…

悩み悩んで、そして最終的にセレクトしたのは自然塗料でもなく、「ウッドロングエコ」という木材防護保持剤でした。

 

 

キタ・クラフトで使用するのは通常は自然塗料で、オーナーの高橋さんにも勧めていたのですが、どうもシックリとくる色が無かったのでしょう。そしてより自然なモノを好む高橋さんならではのセレクトになったのだと思います。

現在、その「ウッドロングエコ」を頑張って塗っているので、まだ外壁の全体像は見えませんが、その外壁の完成が楽しみでもあります。

 

オーナー高橋さんのロッジの情報です。

「北北海道の大自然に建つフィッシングロッジ」

Lodge Teshiopet
ロッジ テッシオペッ

〒098-2181
北海道名寄市智恵文2585-1

E-mail teshiopet@gmail.com

(2020年春完成予定で建築中)