微生物の力で分解して 大地に還す「エコロン」

名寄市智恵文で建築している「ロッジテッシオペッ」は、屋外での工事が進んでいます。
この場所は下水道のない地域なので、生活排水は一般的には合併浄化槽を設置しますが、オーナーの高橋さんのこだわりで、より地球にやさしい「エコロン」という電力や薬品を必要とせず、微生物の力で排せつ物を資源として分解し大地に還す排水浄化循環装置を設置しました。

オーナーの高橋さんが友人から紹介されたというこの「エコロン」を採用した理由は優れた浄化能力と環境負荷が少ない点だそうです。
釣り好きから釣り人を受け入れるロッジを建てようと頑張っている高橋さんならではの選択だと思います。北海道の川を愛し、このロッジのすぐそばにも「ペンケニウプ川」が流れているので、その川への影響も考えられたのではと思います。そこまで考えての選択は素晴らしいと思います。
そしてその「エコロン」で浄化された処理水はBODで1〜3ppmで渓流のヤマメなどが棲める水質にまで浄化されるそうです。(一般的な浄化槽では20ppm)
自然の力だけでこんなに浄化されるとは驚きです。

ここで「エコロン」のシステムを少し紹介してみます。
(エコロンのHPより一部引用させていただきました。)

仕組み・構造

屎尿・雑排水を流入管より汚水槽内に流入させ、汚物(汚泥)・トイレットペーパーなどを沈殿させ、嫌気性の微生物等によって「消化分解」させる。一方、汚水槽上部の上澄みを微生物繁殖層に浸透させ浄化し、更にその周りを包む特殊培養土に毛細管サイホン現象によって浸潤させ、土壌微生物による浄化を行います。浄化された水は、土壌や大気に還元され自然界へ帰ります。

このロッジは高橋さんのこだわりが詰まった建物です。
今もまだ内装工事を奮闘されていますが、完成がとても楽しみです。

次回もまた工事進捗をお伝えしますのでお楽しみに!

オーナー高橋さんのロッジの情報です。

「北北海道の大自然に建つフィッシングロッジ」

Lodge Teshiopet
ロッジ テッシオペッ

〒098-2181
北海道名寄市智恵文2585-1

E-mail teshiopet@gmail.com

(2020年春完成予定で建築中)