自然素材を生かすために。壁の中に羊毛断熱材

名寄市K様邸のナチュラルな家づくりは屋根が出来上がり、その後に壁を作っています。

まずは家の壁を構造的にしっかりとさせるために構造用面材のEXボードを貼ります。
キタ・クラフトでは2019年を変革期として家を構成する材料の見直しをしています。
その一つでもあるEXボードを使って耐力壁を作ることにより、耐震性・耐風性を飛躍的に高めることができるのです。そしてこのEXボードには副次的な効果として、火に強く近隣の火災から家を守る効果があります。そしてその他にこのEXボードが優れている点は透湿性が良い事です。この透湿性が良いと壁体内の湿度を屋外に放出させて構造材(柱など)の乾燥状態にして木材を腐朽から防ぐ事が出来るのです。

キタ・クラフトの家づくりでは壁の断熱仕様は100ミリ+100ミリの200ミリのダブル断熱仕様です。
今回は防火の関係上、外側の100ミリには高性能グラスウールを使用しましたが、そのグラスウールでも出来るだけ人に優しいモノをと言う想いでグラスウールを構成しているガラス繊維を固めるためのバインダー(接着剤)に植物由来のバインダーを使用したものを使用しました。

そして内側の100ミリには羊毛断熱材を使用します。
羊毛の断熱材は人に優しい(住む人にも作る人にも優しい)製造する時の環境負荷も少ない、そして壁の中の湿度を吸放出してくれるという自然素材ならではの優れた点で採用しました。

屋根にも100ミリ+100ミリ+100ミリのトリプルで羊毛に包まれたお家が出来上がります。
羊毛断熱材の施工の様子はまた後日お伝えします。
お楽しみに♪

外側に100ミリの植物由来のバインダーのグラスウールを充填した後は透湿防水シートで建物を包みます。
この透湿防水シートも各社から発売されていますが、より耐久性のあるタイベックハウスラップを採用しています。
タイベックとは


(デュポン社HPより引用)
0.5~10ミクロンのポリエチレンの極細長繊維をランダムに積層し、熱と圧力だけで結合させたシート(不織布)です。
米国 デュポン社が開発したこの独自の構造により、優れた透湿・防水性能を有し、抜群の強度と耐久性能を保持することが出来るモノです。
30年以上の実績があり、日本国内で約400万棟以上、全世界で1,000万棟以上の住宅に使用されているそうです。
キタ・クラフトでは家を構成する部材を本質的に良いモノをセレクトして実績あるモノを採用しています。

キタ・クラフトは

ナチュラルで素敵なお家。。
そして
より自然に、もっと自然に。。人に地球にやさしい家づくりをしていきます。