自然素材のお家の上棟式

名寄市K様邸のナチュラルな家づくりはお家のカタチがしっかりと出来上がり、施主様のご希望で上棟式を執り行いました。
いろいろな都合で延び延びになってしまった上棟式でしたがお天気にも恵まれて、屋外での餅まきも無事に出来ました!

上棟式は新築されるお客様も、ここ最近はやらなくなってしまっていたのでキタ・クラフトでも久しぶりでした。
これから始まる家族の暮らしを幸せなモノにしたいと土地の神様にしっかりとお願いする気持ち、我々大工たちを労っていただける気持ち、K様ご夫婦はお若いのにしっかりとそのお気持ちを感じました。
餅まきもご主人が精一杯していただき(笑)ご近所さん、ご友人などなど皆さんもとても楽しそうでした。

先日のブログでもご紹介した羊毛の断熱材も壁にしっかりと充填しました。実際に施工してみると、グラスウールのようにチクチク感が全くなく、それよりも素手で触るとフワフワと柔らかく粘りがあり、何となく自然の繊維なのかなぁと言う感じがしました。

その羊毛の断熱材をしっかりと充填した後は内部の壁の下地になる石膏ボードを貼るために木材で下地を取り付けました。
キタ・クラフトでは環境に優しく、いろいろな意味で地域が豊かになるようにと出来る限り下川産、北海道産の木材を使用していきます。無意識に木材会社からの製品を使うのではなく、お客様の素敵なお家を作りあげるためにひとつずつ素材を吟味してセレクトしてしっかり意識を持って採用しています。

そして、内部の壁のウールを入れて壁の下地が終わると気密シートを貼ります。その気密シートも今回からタイベックスマートというシートを採用しました。

この製品を少し紹介します。

しっかりと気密(空気を通さない)を確保しながら、冬は通常の防湿気密シートのように湿気を通さず、夏は壁体内が高温多湿になりカビや結露が発生しそうになると湿気を通し、通年を通して壁体内を良好に保つよう機能するスマートベーパーバリアです。
(デュポン社HPより引用)

この製品の採用にあたってはこれからの北海道での気候変動、自然素材との相性などなども含めて社内でいろいろな議論を重ねた上で採用に至りました。
キタ・クラフトの家づくりは自然素材をよりよくセレクトしつつ、ローテク、ハイテクの両方を常にバランス良く考えています。

今年は今日現在(2019年10月26日)キタ・クラフトのある北北海道での初雪はまだありません。この先1週間も初雪の便りは無さそうな天気予報です。来週くらいまで初雪が遅くなると60年ぶりの遅い初雪だとか…
やっぱり北海道にも気候変動がじわじわと迫りつつあるのかと感じます。
ですが、冬至に向かって着実に日の出は遅くなり、日の入りは早くなっていきます。なのでお日さまの光が照らされる時間が短くなるのです。日に日に気温が下がるのは当然だと思うのです。
ただ、上空の風?海水温?などなどの複合的な要素から気温が下がり切らないから?勉強不足でよくわからないですが、雪が降るのが遅い今年の冬。普通に適度に雪が降る冬がやって来る事を願います。

キタ・クラフトは

ナチュラルで素敵なお家。。
そして
より自然に、もっと自然に。。人に地球にやさしい家づくりをしていきます。